
自社のベストセラー商品の対抗商品完成!

当社が初めて完成品として販売したバナナケーブルです。
扱いやすさと価格、音質の良さを兼ね備えた画期的な構造で
今も長く愛され続けているBELDEN 8470 になります。
ここ7年で一番(8470)ケーブルを販売させて頂いた当社ですので(自称)
いい面も悪い面も見てきました。その中で「ここがこうだったら」など
思いついた案を当社の「Blue y524」で再現しました。
そういった思いも含め、y524がどんなケーブルなのかを1つずつ
解説していきたいと思います。
まず非メッキである事!
ここは意見が大きく分かれると思いますが8470は錫メッキする事により
サビを防止し、耐久性を持たしています。長く一定の品質で使いたいので
あればメリットかと思います。ただ「非メッキタイプがあってもいいのでは?」
と長年思っておりました。屋内で使用するなら耐久性を意識しなくて
いい場面もあると思いますし、音もフラット志向の方には不向きです。
オーディオの方には非メッキの方が好まれる傾向であったので
「非メッキ」を採用しました。
導体構成の本数!
BELDEN 8470 の導体構成はAWG16(0.30mm×19本)となりますが
Blue y524はAWG17 (7/0.44mm)となります。
個人的な意見ですが拠り線は細くて多いか、単線に近い方が
クリアで綺麗になるイメージだったので単線寄りに構成しました。
ただ単線だと取り回しに難があるので7本構成にしました。
線が細いと繊細な音になり、線が太いとそのままクリアに伝えるイメージです。
今回採用した7本構成でダイナミックでクリアなサウンドが実現できたと
思います。ぜひ聞いて体感して欲しいです。
Made in Japanである事!
OFCの質もそうですがやはり中国やメキシコ、アメリカと工場がある
BELDENより日本産オンリーのy524の方が外皮膜、導体含め全てにおいて
個体差の少ない質の高いケーブルが供給できます。
もちろんBELDENさんが悪いわけではありません。元々オーディオ用に
販売されているわけではなく、スピーカーの内部配線用に作られています。
正直「質より量」(生産スピード重視)の廉価な商品なのでピッチが違ったり、
皮膜の色が違ったり、導体の質の管理も含め、管理のラインを上げる必要の
ない商品かと思います。
長尺で少しでもコストを下げたいが質にも少しこだわりたいといった
場面では右に出るケーブルはいないと思います。
用途に応じて8470かy524か選択して今後どちらも愛される
商品であればありがたいです。
以上いかがでしたでしょうか?
BELDEN 8470 バナナ付きスピーカーケーブルは発売当初から
売れ続けている当社ロングセラー商品の1つとなります。
この商品がヒットした要因に燐青銅製のバナナプラグBP-146Gの
存在も大きかったと思います。
そのBP-146Gで組んだy524は8470に対抗できる
素晴らしい商品かと思います。
音質はy524切り売りブログで記載済みです。
そちらもご確認頂けると幸いです。
ぜひ手にとって視聴して頂けると幸いです!
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