ハンダ手順公開!
BELDEN 88760
ヘッドフォンケーブル
(S型ステレオミニフォン-3PINミニXLR)

ご迷惑をおかけしています!

たまたま注文を作っていた半田付けを公開します!

このブログでハンダのカテゴリをよく見て頂いているようなので

追加で88760のヘッドフォンケーブルをハンダ面公開いたします。


比較的簡単なもので申し訳ないですが徐々に難しいものや

特注で難易度の高いものも入ればどんどんハンダ付け公開致します。


まず赤い皮を剥きます!

わかりやすいようにすでに銀箔も見えていますが最初は皮膜に

カッターでラインを引くイメージです。

その後に指でくねくねと折り曲げると裂けて、中の導体皮膜を

切らずに綺麗に向くことができます。

ポイントは「カッターで外皮膜を切るのではなく、ラインを

引いたのちに指で裂く」です。

銀箔シールドはほぼ「手」でいけます!

画像のように銀箔シールドが開く場所があるのでその部分の根元を

ニッパーで画像のように切れ目を入れます。

後は赤い外皮に沿うように銀箔を回していくと


綺麗に剥けましたね、ドレインのところで少し銀箔が残るのでそこは

導体に当たらないようにニッパーで切りましょう。


導体やアースを寄る作業はありません!

外皮膜を向けばアースはドレインワイヤなのでドレインワイヤを

少しひねれば準備完了です!

外皮膜の剥き代はNYS231BG側(ステレオミニプラグ)は8~9mm

RT3FC-B(ミニXLR側)は9~10mmあたりがちょうどいいと思います。

ハンダをつけたらハイ出来上がり!

 AKGタイプのアサインになります。

ハンダはチップが小さいので予備ハンダ含め、少なめでお願いいたします。

チップ部分の横や下にコテを当ててもハンダが流れ始めるので

非常に簡単なハンダ付けが可能となります。


まずXLR側は3番HOTなので黒を右に赤を2番にハンダ付けします。

半田付け順は黒、赤、ドレインの順がセオリーのハンダ付けですが

職人によっては赤からつける人もいます。


「セオリー、基準」通りハンダすることは非常に大事なことですが

最終的には自分に合うハンダ付け方法を見つけることも非常に

技術習得で必要な要素となります。


続いてステレオミニ側になります!

まずクランプに外皮など当たらないようにラジオペンチで広げときます。

また見てわかるように左側チップが短くて、右側コールドが長いので

導体を剥く時に黒は3mm、赤は4mmと剥き代を変えましょう!

こちらもハンダは少なめでお願いします。

半田付け順はドレイン、赤、黒、の順がセオリーのハンダ付けです。

ドレインワイヤをハンダ付けする時が一番難しく、導体皮膜が柔らかいので

すぐに傷が入り、その傷から通電不良の恐れも出てきます。

ドレインワイヤをハンダする時は芯線をなるべく上に向けて

コテやドレインワイヤの根元が導体皮膜に接触しないよう

半田付けしてくださ。


こちらもドレインワイヤが半田付けできれば後は比較的簡単な

ハンダ付けになります。少なめの予備ハンでプレートの裏から

コテを当てるとハンダが流れていきます。

流れが悪い時は予備ハンを気持ち増やすか、ケーブルの上から軽く触れる

程度に押さえて半田付けしましょう。


以上いかがでしたでしょうか?

簡単な半田付けばかりで申し分けないですが88760は

人気商品なのでぜひ参考にしてみてください。


また88760は取り回しが硬いので耐久性にも難がございます。

補修できれば長く使って頂けると思うので補修用として

参考にして頂けるとありがたいです。


以上半田付けブログでした。



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