結構注文を頂くBELDEN 8422シリーズのハンダ面公開!
ギターシールドとしても今回のようにラインケーブルとしても
ご注文頂くことが多いBELDEN の8422のハンダ付けを解説します。
構造は8412とよく似ていますが外皮膜にPVCを使っていて
30%軽量化されています。
また8412の芯線が0.52SQに対して8422は0.32SQと少し細いですが
芯線皮膜に通電性のいいポリウレタン(PU)を使っているのも
キーポイントかと思います。音はそのままで取り回しは良くなり
8412の「使いやすくしたモデル」とも言われているそうです。
芯線の細さを感じさせないクリアでパワー感のあるサウンドが魅力です。
では剥いていきましょう!
編組シールドも非常に8412に似てますね!8412を制作したこと
ある人は同じ要領で編組シールドを解いていきましょう!
RCA-TSフォンなのでアース線と白線を一緒に束ねるので
白線の下に行くようにアースを解いていきます!
介在物はニッパーなどで切っていきますが芯線やアースを
切らないよう気を付けましょう!
なるべく根元まで綺麗に解いて白線の皮膜を根元から
ストリッパーなどで剥ぎます。特に「根元」をしっかり拠りましょう。
半分から先は調整などでカットするので根元から7分目までを
綺麗に拠ることを癖付けましょう!
HOT線を4mmほど剥いで呼びハンダ!
アースをかしめて、呼びハンダの画像が抜けていますが
HOT線を4mmほど剥いで少しねじって呼びハンダ!
アース線をかしめて呼びハンダしたのちに3~4mmほどカットしています。
HOT線は呼びハンダでも導体皮膜が溶けますので素早く呼びハンしましょう!
長さ調整してハンダ付けすればTS側出来上がり!
注意点としては導体皮膜PUが非常に溶けやすいのでHOT線は少量の
ハンダで一瞬(2~3秒)でフラックス多めで決めましょう!
アースは呼びハンダをグラウンドにもして、コテをアース線の裏から
当てましょう!これが裏技の1つで初心者でもNEUTRIK独特の短い
アース板に簡単にハンダ付けすることが可能です。
コテに少しハンダを持った状態でアース線に触れるように当て、
アース線の先から根元まで流れれば素早くコテを外しましょう!
TSと構造は一緒なのでRCAも簡単にできます!
少し違いがあるのはチップの受けの大きさがTSより小さいので
チップ受けに入れるハンダの量を間違えると溢れて導体線も
ドロドロに溶けてしまいます。
受けに「ハンダコーティング」をする程度が「呼びハンダの基本の量」と
なりますのでそこさえスムーズに行けば、問題なく付けれると思います。
以上いかがでしたでしょうか?
ブログでは少しわかりにくいとは思いますが今後は動画と
合わせてやっていきたいと思います。
さらに質問などあればブログからでも回答致します。
BELDEN的な癖の少ないクリアなケーブルなのでオールマイティで
使いやすいケーブルかと思います。
お自分でもカスタマイズできれば本数やm数の融通を利かして
パッチ周りにも良いと思います。
ぜひお試しください!
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