
コンデンサーマイクやノイズをカットしたい場面で!
BELDENと言えば8412が代表的なケーブルですがその8412の2芯に対して
8423は3芯導体線を持つモデルとなります。
ここが8412との大きな違いで導体1本+シールド線をアースに
落とせるのが最大の魅力となります。コンデンサーマイクは
48Vの電源を音声ラインから流す分、ノイズも生じやすいのですが
導体1本+シールド線からアースを取れる事により、繋いでいる機器側の
シャーシアースに落とせる分、通常の2芯結線のものより少ないノイズ
環境を作ることができます。
当社はいわゆる4極結線が標準結線ではありません!

一昔前のファンタム電源ケーブルのハンダ付け方法は3芯の導体を
2番黒線、3番白線、1番赤線と結線し、残されたアースは画像で見えている
銀色のプレートに結線するのが普通でした。

それは画像左の様に機器側のメスジャックの周りが鉄製で、この奥の
鉄部分と画像上のオスプラグの銀色の出っ張り部分が接点となり
シャーシアースまで繋がってアースが落ちるという構造となっていました。
しかし最近のミキサーは赤丸の様なプラスチック製がほとんどで
シャーシアースが取れない構造が主流となってきております。
この仕様のメスプラグに4極結線をしてもシールド線を遊ばしてしまう事に
なってしまうので当社で取り扱っている3芯マイクケーブルは全て
「1番に赤線+シールド線を結線する」が標準「デフォルト」の製作方法と
なっております。何卒ご了承ほどお願い致します。
※但し、古い機材を使っていて左の画像の差し込み口だという方は
別途ご連絡頂ければ4極結線に変更も可能です。
時代はYouTuber含む、宅録全盛期!
少し遠回りになりましたがYouTuber含む、宅録全盛期であることを
象徴すべく、こちらの商品はすごく出ている商品です。
動画や楽曲などの音源を録音する際にケーブルは非常に重要なので
マイクのパフォーマンスを損なわない為にも8423を選んでおけば
間違いない最高のパートナーかと思います。
非常に音もいいし、ノイズにも強いのでファントム電源用でなくても
おすすめのケーブルとなります。
以上いかがでしたでしょうか?
一時期はファントム用ケーブルと言えば、ゴッサムのGAC-3が独壇場
でしたが今では8423の人気で影が薄くなってしまいました。
背景には低音がしっかり出る8423が最近主流のハイ上がりの
コンデンサーマイクと相性がいいのが要因かと思います。
しかしGAC-3もNEUMANN U-87の付属ケーブルだった経歴を持つ
優秀なケーブルです。マイクによって使い分けしてみては
いかがでしょうか?
コメント