MOGAMI 2534 ギターケーブル マイクロフォニックノイズ
MOGAMI 2534 ギターケーブルは非常に人気ですが元々はラインケーブルの為
ケーブルを触ったり、床に擦れた時に「ボソボソ」とノイズが乗ります。
このノイズは「microphonics」と呼ばれる現象で、ケーブルが機械的衝撃を
受けたときに生ずる静電気によるものです。一般的に、ケーブルを接続する
機器の入力インピーダンスが高い場合に問題になります。
本来は2534は600Ohm以下のマイクロホン用に製造されており、
この問題が軽減される設計になっていますが、電気ギターピックアップの
ような高インピーダンス回路で使う場合は、当社でいう「ギターケーブル」
や「ギターシールド」と呼んでいる製品(2524やGS-6などの)で
採用されている電導性PVC(導体の皮膜の上にある黒いPVC)がある
ギターシールド用ケーブルである必要があります。
このような電気回路で2534を使うと、ケーブルを動かすたびに
マイクロフォニックノイズが発生してしまいます。音的にはノイズ対策を
していない分(導電性PVCがない分)レンジが広くダイナミックな音が
得られますがノイズには弱いといったデメリットがあります。
ですがバンドで音を合わせる際に聞こえるような大きな音では
ありませんし、レコーディングなどで使用して後でノイズをカットするなど
使用法を工夫すれば問題なく使用できると思います。
ここまでレンジが広くフラットでダイナミックな音が出せるのは
低価格帯では2534しかないと思いますが上記内容にメリットを感じない
方は購入を避けて頂ければと思います。
ギター~エフェクター間はいわゆる導電性PVCが採用されている1芯の
ギターケーブルを使用し、2534や2549ギターケーブルはパッチケーブル、
エフェクター~アンプ間での使用も面白いと思います。
マイクロフォニックスを抑制するケーブル『MOGAMI 3368』
MOGAMIさんの「3368」というケーブルがあります。
このケーブルは、マイクロフォニックスを抑制し、外来ノイズの影響を受けにくくなっており、伝送特性を改善しているケーブルです。
当社では、このMOGAMI 3368でのギターシールドの完成品を販売しています。
是非ご覧ください。
>>MOGAMI (モガミ) 3368 ギターシールド NEUTRIK S型 – S型
>>MOGAMI (モガミ) 3368 ギターシールド NEUTRIK L型 – S型
>>MOGAMI (モガミ) 3368 ギターシールド SWITCHCRAFT S型 – S型
>>MOGAMI (モガミ) 3368 ギターシールド SWITCHCRAFT L型 – S型
以上以下かでしたでしょうか?
ギターシールドの特性について解説させて頂きました。
ただBELDENの8412はマイクケーブルの構造ですが介在物が多いせいか、
芯線皮膜のエチレンプロピレンジエンモノマーゴム(EPDM)がノイズを
発生しにくくしているのか、マイクロフォニックノイズは起きません。
しかし導電性PVCを採用しているケーブルより取り回ししにくい
ですが、、、。結局、どれも一長一短あるということですかね。
以上もご参考いただき、購入検討頂ければと思います。
MOGAMIさんの記事も見つけましたのでURL貼り付けときます。
http://www.kyohritsu.jp/eclib/OTHER/CATALOG/belden2524.pdf
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